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ある春の日

ひさかたの 光のどけき 春の日にしづ心なく 花の散らむ



昨日 高尾の霊園にて 弟が口にした歌。


父が新しく建てたお墓は 高尾の小高い山合いにあります。
晴れた空。目にまぶしい若草色。雲のようにたなびく 満開の桜、 桜、桜、、。


そして、風にのり はらはらと 水辺におちる 花びら。


亡くなって 31年。この夢のように美しい春の日に、ようやく 安住の地を得た 母。
細面の母の笑顔がみえるようでした。



この日の光景にぴったりの冒頭の歌を口にした 弟は
『姉ちゃん、この歌 誰の歌だっけ?』

『忘れた。だ、か、ら、私の国文学専攻だったことは 忘れてくれって 言ってるでしょう^^;何もかも忘れた(笑)』

父:『紀貫之 だったかな』



後で調べてみたら 紀友則紀貫之のいとこ)でしたが、こんな会話をする 父や弟を いいなあ と 改めて思いました。
そうそう、父は 子供の頃は神童だったらしく、小学校に上がる前からで百人一首を全部 そらで言えたらしいです^^;


和歌や 俳句は やっぱり いいですね。
情景が素直に目に浮かぶ歌が 私は好きです。

折りにふれ、歌や 俳句が 心に浮かぶと その瞬間が より深く刻まれる気がします。



そんな会話の後の帰りの電車の中、妹と私は お店談義(妹はダンナさんと二人で居酒屋をやっているのです)に花が咲き、あっという間に 新宿に到着。



昼食は、父が選んでくれた タカシマヤの最上階の和食のお店。
ちゃんと 窓際を予約してくれて 美しい春の新宿を見渡しながら 美味しい春のお料理をいただきました。きりっと冷えた日本酒は 竹筒にはいって♪ 


年に1-2度しか集うことは ない 家族なのですが
佳き春の一日を過ごすことができました*^^*